レンタルチャート

邦楽レンタルチャート 2004年版

ZAZEN BOYS
"ZAZEN BOYS"
くるり
"アンテナ"
ハナレグミ
"日々のあわ"
UA
"SUN"
スケッチショウ
"ループホール"
菊池 成孔
"DE DEGUSTATION A JAZZ"
スチャダラパー
"THE 9th SENSE"
アジアン・カンフー・ジェネレーション
"君繁ファイブエム"
HIFANA
"FRESH PUSH BREAKIN'"
ZAZEN BOYS
"ZAZEN BOYS II"
11 サンボマスター
"美しき日本語ロックの道と花"
12 JAZZTRONIK
"七色"
13 ボアダムス
"SEADRUM / HOUSE OF SUN"
14 ポラリス
"FAMILY"
15 V.A./フィッシュマンズ・トリビュート
"SWEET DREAMS
16 スーパーカー
"ANSWER"
17 スパンク・ハッピー
"VENDOME,LA SICK KAISEKI"
18 原田 郁子
"ピアノ"
19 ROVO
"LIVE at 日比谷野音03.5.5"
20 岡村と卓球
"THE ALBUM"
21 DCPRG
"STAIN ALIVE/FAME/PAN-AMERICAN BEEF STAKE ART FEDERATION"
22 宇多田 ヒカル
"SINGLE COLLECTION"
23 エゴラッピン
"MERRY MERRY"
24 坂本 龍一
"CHASM"
25 アジアン・カンフー・ジェネレーション
"ソルファ"
26 菊池 成孔
"Chansons extraites de Degustaion a Jass"
27 中島 美嘉
"LOVE"
28 ミスター・チルドレン
"シフクノオト"
29 ラヴ・サイケデリコ
"II"
30 ハーベスト・ムーン
"SOMETHING WE REALIZED"
31 半野 喜弘
"LIDO"
32 ボニー・ピンク
"EVEN SO"
33 スピッツ
"色色衣"
34 クラムボン
"イマジネーション"
35 AURORA
"FLARE"
36 フリーテンポ
"LOVE AFFAIR"
37 ゆらゆら帝国
"1998-2004"
38 石野 卓球
"TITLE #1"
39 DJ KLOCK
"SENSATION"
40 ミトミ エイジ
"FUTUREDAYS"

出ました!おなじみのレンタルランキング。今年もCDVジャパン発表の全国のTOP 10から著しくズレた内容になってます。参考までに全国のレンタル屋さんのベスト5は...1位、宇多田(ジャニスでは22位)、2位、オレンジレンジ(同:86位)、3位、エグザイル(同:圏外)、4位、中島美嘉(同:27位)、5位、ミスター・チルドレン(同:28位) ……。

エグザイルの圏外ってのにはちょっと笑っちゃった。ホントは人気ある人達なのにね(^_^;)

例によって、あまり一般的にはならなかったジャニスの昨年のレンタルチャート。1位/10位とダブルで入ってきたのは元ナンバーガールの向井秀徳のプロジェクト「ZAZEN BOYZ」。多分、今日本の音楽シーンで一番ROCKってもんを感じさせてくれるこのバンド、90年代には低迷してた衝動を全力でぶつけてくるタイプの音です。

2位/くるりは今までの作風から一転、ロック的なアプローチの強い作品を、3位/ハナレグミは変わらぬ暖かさを、4位/UAのは唄の深さ、上手さがある種の円熟の域にまで達したアルバムを届けてくれました。5位のスケッチショウはジャニスならではの常連。「細野&幸宏」「エレクトロニカ」この二つの組み合わせは(ウチでは)無敵です!

6位菊地成孔はここ数年のクラブ/ジャズ攻勢の要的存在の人。寝るヒマあんの?って本気で身体心配しますよ。公式HPの日記にあった「アラーキー誤認事件」には爆笑しました!!
7位のスチャダラパーは実に4年振りの新作がチャートイン。日本のHIP-HOPがきちんとJ-POPの中に根付く基を築いた人達です。
8位アジカン。もやはトレードマークとも言える中村佑介のイラストジャケットの繊細でノスタルジックな雰囲気と、バンド自体が持つ荒々しいまでのスピード感との奇妙なズレ加減がそのままバンドの本質の様な気がします。9位のハイファナは、出来ればライブを見てもらいたい!なんというか、相当バカバカしいVJなんだけど、そのゆるくってバカくさい映像が最高にかっこいい!って思える凄いライブだったりします。

さて、何と行っても今回の特徴はずばり「ロックの復権!」。ここ数年続いていたクラブ的な音から、バンドを主体としたシンプルな構成のいわゆる「ロックバンド」が次々と力のあるアルバムを出してきました。1位/10位のZAZEN BOYZは勿論、くるりのロック化、アジカンの大ブレイク、サンボマスターのデビューアルバムとは思えない人気振りなど、印象的なアルバムがチャートに入ってきてました。そしてそのどれもがリーダーが眼鏡かけてるという、所謂メガネロック。あらら...(^^;)そして音楽をとりまく環境の変化は凄まじいものがあります。HDへの録音は当たり前。携帯電話が音楽プレーヤー化し、簡単なリミックスなら、パソコンを買ってきたその日のウチに出来てしまうような状況が日常の中にあります。音質は無論、ジャケットワークや、アーティストのメッセージを伝える(時に個性的な)ライナーノーツ、それらを含めてパッケージとして一つの世界を作っていた「レコード(記録媒体)」という商品から、音だけのデータとしてやりとりされる世界。やがては「ジャケ買い」なんて言葉も死語となってしまうのか?と思えちょっと寂しさを感じる反面、あの利便性を一度体験するとやはり元には戻れない、という気もして音楽を聴く側、そして作る側双方がいろいろと考えなきゃいけない時代が来た、と痛感する1年でもありました。

音楽は作る側と聴く側の両方があって、初めて成立する文化です。どちらかのみの都合で話しが進むとその文化そのものの衰退を招きます。アーティストが次々とCCCDを拒否し、レーベルを移籍する、という昨年の現象の意味を、聞く側も真剣に受け止め、音楽の未来を考えたくなる1年でした。

2005年2月ジャニススタッフ一同